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- 小松島競輪50年の歩みを紹介 -

- 平成12年発行の50年誌「小松島競輪の歩み」より抜粋 -
小松島競輪50年の歩み
日本における自転車競技の発祥は、 1897 年(明治 30 年)春東京上野の不忍池畔で行われたという記録がある。

また、日本が国際自転車競技連盟(略称 UCI )に正式加盟したのは、 1936 年(昭和11年)のことであり、その年のべルリンオリンピックに 徳島市西須賀町国見辰夫(旧姓天満)選手外 3 名が参加している。
競輪(自転車競技)は、アマチュア・スポーツであった自転車競走が競馬のように職業選手によって職業選手として興業されることになったのは、昭和 23 年 8 月 1 日自転車競技法(法律 209 号)の制定である。

この法律によって都道府県及び人口・財政等を勘案して、自治大臣が指定する市町村は、地方財政の健全化を図るために自転車競走の開催が行えることになり、その収益金は、戦災を蒙った都市の復興資金に充てるとあって全国都市は、競って競輪場施設の設置の申請をした。
わが小松島においても当時の西岡喜平町長(小松島町)がいち早く設置の申請を行い、 1950年(昭和 25 年) 1 月 21 日総理府告示第10号により競輪場指定認可(全国 49 番目)を受けて横須の埋立て地に500米の走路と付属建物八棟を建設、7 月 15 日から第 1 回町営競輪を 1 日 12 レース、 6 枠 9 車立にて開催、 6 日間の入場者数は 20,965 人、売上額は 19,724,500 円であった。
市制を実施しようとする前年 2 月 28 日からは、町営バスで徳島駅前・競輪場間を輸送するようになった。

また昭和 26 年 第 1 回開催には、大阪駅前まで宣伝に出かけ、 「どこの島でケイリンするんや」と難波っ子を驚かしたという。
昭和 26 年 6 月 1 日には、市制施行にともない、 「小松島市競輸」と改称し、 7 月に開設 1 周年記念競輪として八府県対抗豪華競輪を開催、 9 月には 30 坪のスタンドを新設、 12 月には自家発電の設置工事も完了し、本格的な競輪場として着々整備され、昭和 27 年 3 月・ 12 月には 鳴門市 主催、同年 6 月・ 11 月には 徳島市 主催の競輪が開催され、当時の従事員数は 430 名であった。
戦後の地方自治体を救うことを目的に登場した競輪もあまりに急成長を遂げたため、執務体制の不備、執務員の業務未熟さ、経験不足等から打鐘誤り、周回錯誤、放送誤り、ミスジャッジ等により全国各地の競輪場で紛争事故が発生し、競輪レース事故をきっかけに場内施設に放火、あるいは破壊するなど暴力をふるう悪質事件に対し、マスコミを始め世論の批判を浴び、競輪の危機的状況のなか昭和 35 年 5 月 5 日全国的に競輪の自粛開催決定を余儀なくされており、本場において重大な紛争事故はなかったものの、昭和 31 年 1 月 2 日第 4 レース打鐘員の打間間違いによるレース不成立や、同年 4 月 15 日にも第 7 レースにおいて、暴漢の選手脅迫によるレース不成立の事件等も発生し両レースとも全額返還された。
戦後も 30 年代に入ると「もはや戦後ではない」という当時の世情が表現するように車券の売上額も大幅に伸び、また昭和 40 年代の「いざなぎ景気」の到来により、本場においても昭和 42 年度には 1,258 百万円余りの売上額があり、初めて 10 億円台に乗せその後も国際収支の大幅な黒字と高度経済成長との共存が実現し、活力ある社会を背景に車券売上額は、上昇の一途をたどり毎年 17.4 % から 32.8 %の割合で伸び、昭和 54 年度には 8 ,159 百万円余に達した。
このように車券の売上額増加に伴い年々場内施設の整備も行われ、昭和 40 年 12 月には 500M 競走路から 400M 競走路に改修され、正面スタンドの特別席 120 席を 178 席に増設、昭和 41 年度には右翼スタンドを新設し、昭和 45 年度には場内に児童遊園地も新設、昭和 48 年度にはメインスタンドの改良増築エ事が行われ、更に昭和 49 年度には、第 2 投票所に手動発券機、中央集計機が導入されるなど競輪も暗い時代を払拭し、大衆娯楽の地位を確立するにいたった。

小松島競輪50年の歩み 1950年〜2000年 昭和50年から

平成12年発行の50年誌「小松島競輪の歩み」より抜粋
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